コラム

さくらんぼ教室

2021.05.01

「できる」×「楽しむ」教育を! 🍒教室だより2021-05月号

●先月から小児科医の石川道子先生のオンライン勉強会(アスペ・エルデの会主催/全6回)にさくらんぼスタッフ有志で参加しています。石川先生は『そうだったのか!発達障害の世界(子どもの育ちを支えるヒント)』(中央法規出版)などの著書でも知られる温かく力強い先生で、発達専門外来30年の大ベテラン。「乳幼児期の支援の大切さ」とその先の長期支援を考える貴重な機会となっています。第1回目はこんなお話から。

●乳幼児期は「生き物として」も小さく可愛らしくて、お世話がしやすい時期。発達上の特性をもつ子どもたちは、その特性に基づく行動が一番目立つ時期でもあります。「初めての先生」「初めての集団生活」・・・子どもたちが経験する「初めて」を、できれば楽しいものにしてあげたい。

●発達障害があって、社会参加している人はたくさんいます。早期に特性が理解され社会参加しやすいスキルをたくさん身につける成長過程を歩んできた子たちは、そんなに困っていないんですね。その子がもつ特性を「障害なんだ」ではなく、「簡単に身につくものと練習しなくてはいけないことが、ほかの子と違うんだ」と理解する。大人がサポートしながら「できる」(スキルの獲得)だけでなく「楽しむ」ことで上達し、発達が促されていきます。(石川先生)

●「学ぶだけでなく、楽しむが大事」は学習も同じです。さくらんぼ教室で一緒に学んでいる幼児さんや、社会人生徒さんたちの幼かった頃の「どうしたらいい?」や「できた!」の瞬間を思い浮かべながら学び、現場の指導に活かします。●

★「第26回千葉県元気印企業大賞」優秀経営賞を受賞致しました!

このたび千葉県内の活力ある企業を表彰する「千葉県元気印企業大賞」の優秀経営賞をいただき、先日表彰式に伺いました。「長年発達障害教育に取り組んできた実績と専門性が評価された。公的機関からの委託や地域、学校、医療機関との連携により地域に貢献。サービスの品質維持を最優先に考え、堅実・確実な教室展開で成長している」(授賞理由)

コロナ禍の厳しい状況の中で、大きな励みになりました。大変なときこそ元気な運営と経営で会社としても成長していきたいと思います。    (伊庭 葉子)